自転車駐輪問題
平成十九年六月二十九日に、大江会館(天王寺区六万体町五番二十五号)において、四天王寺駅前界隈の自転車駐輪問題について、状況説明、影響問題、今後の対策を協議する大江まちづくり協議会が開催されました。主催の幹事役は、重松原(えり甚)・家田裕光(日進社)・森谷雄司(ごまや)・桝井和義(葛城園)。地域の住民の方々十数名と、アドバイザーとして、坂本峰徳(四天王寺総務部長)・高口恭行(一心寺)・福島しんじ(大阪市会議員)・関わる役所関係(建設局、天王寺区役所の方々)も本会に参加しました。
昨今話題を賑わす自転車問題ですが、駅前界隈に放置された自転車の数が増えるたびに通りにくくなる歩道は、通行人やその近隣の住人には耐え難い問題となっています。郵便ポストの前などにもたくさんの自転車が群がった形で囲われてしまい、「迷惑そのもの」となっています。地元住人からは「理由がなんであれ、即刻撤去すべき」との厳しい意見が強いことが印象的でした。四天王寺界隈の商店街が、その駐輪問題地域の近所であり、商店街の買い物利用客の可能性もあることから、商店街活性化の観点からは敬遠しがちな問題でもあります。
現状における「迷惑・美観・通行・利用・活性化」など、様々な立場から交錯している問題とその周囲に与える影響は、ますます複雑さを増しています。
行政の立場からも、「行き当たりばったりの対応だけでなく、本来の自転車のあり方とはどういった形が望ましいのか。自転車は本当は便利で、皆が利用して、迷惑にもならない。そんないい関係がいかに実現できるのか。それには駐輪場や歩道を含め道路の整備、共存共栄のまちづくりを協力し合って取り組んでいけたら、いずれ実現は可能になる。」と、理想ビジョンの発言がありました。
自転車駐輪問題について、個々に様々な意見がありますが、地域の発展のためには、解決が必要ではないでしょうか。