聖徳太子
廐戸の皇子こと聖徳太子は西暦574年(異説あり)お生まれになりました。
二歳にして「南無仏」とお唱えになり掌中に仏舎利を感得されたのをはじめ、幼い頃から数々の奇跡を起こし、西暦593年に摂政皇太子となって以降は四天王寺の建立、四箇院の設置をはじめ、仏教に基づく国造りを推進されました。
最大の功績は、仏教を取り入れつつも従来の敬神崇祖を護寺する神仏習合や、人のために尽くすことを良しとする大乗仏教の教えなど、現在の日本の常識や国民感情の核となる思想を確立し、国策に取り入れたことです。
西暦622年、若くして没されました。
卑弥呼とならぶ古代史のスターであり、その存在を否定する書籍が話題をさらったことさえあります。
千年以上に渡り今も信仰を集める聖人です。
四天王寺総務部長 坂本峰徳