大阪府大阪市天王寺区 大江まちづくり協議会 [ わがまち大江の地域情報、文化、歴史、今後のまちづくりの発信と大江まちづくり協議会の活動報告 ]

わがまち大江

わがまちの町会

 上汐町
  
  その昔、天満の八軒屋浜から熊野詣での旅人が通った街道筋として栄えた町と謂われる。戦前の頃、月末には現在の天王寺郵便局から北へ通称「駒ヶ池夜店」が出て賑やかであった。 戦争ですっかり焼野原と化したが、戦後まもなく大阪復興博覧会が催され、色々なテーマ館が建ち並び大いに賑わった。博覧会終了後は、テーマ館をそのまま郵便局や婦人会館に転用され、婦人会館は現在「クレオ大阪中央」と名称が変わって多くの人たちに活用されている。今から40年前までクレオの西50メートルの位置に、太閤記に出てくる蜂須賀小六正勝の墓があり、毎年お正月には末裔の人達が墓参りに見えていた。現在は徳島市眉山に安置されている。
 昭和30年7月1日、新生、上汐町会がスタート。初代会長、三木茂氏に依って基礎固めがなされた。歴史的には、何ひとつとして紹介するものが無いのがいささか寂しいが、現在は、富士包装紙器、日本アーツ、山本ビニター、ギフコをはじめ、尚数社の堅実な企業を有している。特に写真スタジオとして全国にその名を知られているサン・スタジオには近所の人達の目をひく足の長いモデルが絶えず出入りをしている。またスポーツ界や映画界のスターが撮影に訪れた日には、朝の早くから追っかけの若い女の子が、暑い日も寒い日もスター達が引き上げる時間まで我慢強く待ち構えていて、思わずご苦労さんと声をかけたくもなる。 昔からの伝統であろうか、派手な事は一切好まず極めて地味な町会で至極平穏である。
                               文責 西澤 恭二
    二年に一度の日帰りバス旅行、又はお食事会。
    毎年、高齢者の集い「ゆうゆう会」総会。
    現在の会員世帯数 107 軒。
                               上汐町振興町会長 込山 章

 生玉寺町
  
 当町会は、生玉寺町を始め生玉前町・六万体町・下寺町一丁目・下寺町二丁目と広範囲に渡っており、その名が示す通り多数の寺院と一般家庭等が共存する町であります。
  大江連合の12町会の中でも、その占める面積は1・2位を争い、班数は22班、会員数は260名(正会員147名・準会員113名)となっています。
  国勢調査の結果では400を超える世帯数ですが、昨今どこの町会でも、悩みの種である町会に入 らない世帯が増え、町会そのものの存在の必要性を認めない世帯が増加している様に思われます。
  寺院について言えば、その歴史は古く豊臣秀吉の時代まで遡り(400年以上前)、その当時の町つくりで寺町が形成されました。寺院数は44ヶ寺で、そのうち35ヶ寺が浄土宗という特徴が見られます。由緒ある寺院・著名人のお墓のある寺院・文化財的な建物・重要文化財級の仏像のある寺院とバラエティーに富んでいます。又、天王寺七坂のうち源聖寺坂に隣接し、口縄坂はその一部が当町会に含まれています。新しくは歴史の散歩道の一部が寺町を通っており、休日には多くの人が訪れる様になりました。又、テレビで紹介されたり、時には映画の撮影が行なわれたりもします。戦前よりお年寄りなどは生玉寺町の各寺院を順番にお詣りし、四天王寺、一心寺、そして下寺町の各寺院を巡り、千日前・難波辺りで食事をして帰るのが庶民の楽しみであったという事です。
  年間の行事としては、2年に1度の日帰りバスツアー(戦後の一時期は運動会をしたり盆踊りを開催していましたが、後にバスツアーに変更)・年末の夜警・役員会等を行っています。
  平成20年は役員改選の年でもありますので、新たな役員にも加入して頂いて、もう少し活発な町会に発展できればと願っております。                                               生玉寺町振興町会長 戸井 啓瑞
 逢阪伶人町
  
  逢阪伶人町の由来と町会

  天王寺区史によると、逢坂は相坂と言われ四天王寺西門から西行し、安井神社と一心寺の間を下る坂道であり、逢坂、合坂とも書いたと江戸時代の地誌類にみえ、四天王寺参詣及び天王寺村より大阪市中に出る際の要路にあたり往来が盛んであったという。現在は国道25号が通る。
  伶人町は、四天王寺舞楽を奉仕する楽人の町で『「摂津名所図会大成」には「伶倫第宅」として勝曼坂の南にあり、楽人町といふ、天王寺の楽人あまたここに住す』とみえる。
  町内には天王寺七坂の逢坂、天神坂、清水坂、大江神社に隣接する愛染坂がある。天王寺七名水と言われる、かんしずめの井、増井の清水もあり、清水寺、安井神社、玉出の滝、浮瀬跡俳跡芭蕉園、大江の岸水跡、大阪府特許情報センター等訪れる人が多い。又花好きの人が多く四季の移り変わりに感動できるさながら花の歳時記である。


  町内で出逢う花

  梅、水仙、椿、万両、桜、沈丁花、花桃、雪柳、木蓮、チューリップ、鉄線花、
  芍薬、石楠花、百合、紫陽花、朝顔、凌霄、桔梗菊、金木犀、茶の花、山茶花、
  南天 等

   町会会員数161世帯
   親睦会員数40世帯

 親睦会では大阪野菜を使った料理教室、総会日帰り旅行で、防災みらいセンター見学、天満天神繁昌亭、JT生命誌研究館等を訪れ研修と見聞を広め、京都方面へ出かけ和気藹藹のうちに親睦を深めている。その他地域行事、学校と地域に関連する、大江子供安全パトロール隊、生涯学習、体育施設開放事業、に積極的に参加協力している。又天王寺駅前交番連絡協議会に参加し、防犯・交通等多面に渡り情報交換を行い町内の安全と環境維持皆さんと共に傾注している。
                              逢阪伶人町会長 角野 桂治郎


怜人町1
怜人町2
資料提供:天王寺区役所区民企画課
 
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