生玉寺町
当町会は、生玉寺町を始め生玉前町・六万体町・下寺町一丁目・下寺町二丁目と広範囲に渡っており、その名が示す通り多数の寺院と一般家庭等が共存する町であります。
大江連合の12町会の中でも、その占める面積は1・2位を争い、班数は22班、会員数は260名(正会員147名・準会員113名)となっています。
国勢調査の結果では400を超える世帯数ですが、昨今どこの町会でも、悩みの種である町会に入
らない世帯が増え、町会そのものの存在の必要性を認めない世帯が増加している様に思われます。
寺院について言えば、その歴史は古く豊臣秀吉の時代まで遡り(400年以上前)、その当時の町つくりで寺町が形成されました。寺院数は44ヶ寺で、そのうち35ヶ寺が浄土宗という特徴が見られます。由緒ある寺院・著名人のお墓のある寺院・文化財的な建物・重要文化財級の仏像のある寺院とバラエティーに富んでいます。又、天王寺七坂のうち源聖寺坂に隣接し、口縄坂はその一部が当町会に含まれています。新しくは歴史の散歩道の一部が寺町を通っており、休日には多くの人が訪れる様になりました。又、テレビで紹介されたり、時には映画の撮影が行なわれたりもします。戦前よりお年寄りなどは生玉寺町の各寺院を順番にお詣りし、四天王寺、一心寺、そして下寺町の各寺院を巡り、千日前・難波辺りで食事をして帰るのが庶民の楽しみであったという事です。
年間の行事としては、2年に1度の日帰りバスツアー(戦後の一時期は運動会をしたり盆踊りを開催していましたが、後にバスツアーに変更)・年末の夜警・役員会等を行っています。
平成20年は役員改選の年でもありますので、新たな役員にも加入して頂いて、もう少し活発な町会に発展できればと願っております。
生玉寺町振興町会長 戸井 啓瑞